2012/10/11

北アルプス 白馬岳〜朝日岳ハイキング3日目

8月18日〜21日、北アルプスに行ってきた。

五輪高原




朝起きると空は快晴。この日の目的地の蓮華温泉まで気持ちの良いハイキングができそうな予感。しかし、汗と雨に濡れて異臭を放っていたパタゴニアのバギーズショーツを前日の夕方に水洗いして干しておいたのだが、それが全く乾いていない。余計なことをしたとかなり後悔。しかたがないのでレインウェアのパンツを履いて出発することに。






朝日岳へ向けて登っていると一見何もない斜面へカメラを向けているハイカーいたので、そのカメラの先へ目を向けるとそこには2羽の雷鳥が地面をついばみながらヒョコヒョコと歩いていた。

雷鳥


朝日小屋から1時間ほどで朝日岳山頂に到着。
山頂には多少スペースがあったので結露で濡れたShangri-La2とバギーズショーツを天日干し。しかし、気温の上昇とともにガスがモクモクと競り上がってきて山頂は太陽が出たり隠れたり。
山頂は展望がいいとのことだったのだが結局ここでの展望はほとんど得られず。

朝日岳山頂へ


朝日岳を出発しガスの中を下る。

小さな看板




吹上げのコルに到着。
ここの分岐は日本海まで通ずる栂海新道の起点(終点?)。ハイキングのコースプランを練っている段階ではこの栂海新道を歩く予定だったのだが諸事情により今回は見送ることとなった。いつかは海を目指して歩いてみたい。




分岐を蓮華温泉方面へ。一時雲が切れ眼下に美しい光景が広がる。






開けた木道のトレイルを越え五輪の森の看板に到着。
ここまでザックにくくり付けて歩きながら干していたバギーズショーツがなんとか履けるほどに乾いていた。レインパンツで歩くのが蒸れて不快だったので我慢の限界だったのが本音。

五輪の森



青ザク

五輪高原


五輪高原からは一気に標高を下げ大きな沢の流れる樹林帯の中へ。木々に囲まれた馴染み深い光景のトレイル。標高がかなり下がったため蒸し暑さが増す。


樹林帯の中を歩いている途中、左足の膝に蜂のような虫が止まった。と思った瞬間激痛が走った。足を振っても虫は離れず激痛は続く。あまりの痛みと離れない虫に少しパニックになってぬかるんだ地面に足をとられて転倒。転んだ拍子に虫は飛んで行った。
刺された跡はすぐに大きく腫れその後2〜3時間ほどズキズキと痛み続けた。


アヤメ平

虫に刺されて痛む膝を我慢しつつ歩き続け、アヤメ平を越え14時半ごろ蓮華温泉に到着。長かった白馬岳雪倉岳朝日岳ハイキングもここでついに終了。
この日は蓮華温泉でテント泊をし翌日バスで下山の予定。とりあえず温泉にでも浸かってゆっくりしようと思い設営の受付に向かう。ついでに翌日のバスの時間を調べようと受付の脇に貼ってあったバスの時刻表を見てみると予想外の事実が発覚。翌日からシーズンオフとなり平日のバスの運行が無くなってしまうとのこと。つまり下山予定である翌日はバスの運行は無く、この日のうちにバスに乗って下山しないと蓮華温泉から直接下山する方法はない。こうなっては選択の余地はない。蓮華温泉でのテント泊を諦め急遽下山することに決定。幸い次の最終バスまでまだ1時間ほど時間があるので内風呂で3日間の汗を流すこととした。



今回のハイキングは18切符を利用したものだったので、最終バスで平岩駅まで帰って来たはいいが時間的にこの日のうちに東京まで帰れないことが判明。そこで比較的近場の青木湖畔のキャンプ場に電話して飛び込みで1泊し、翌日は松本観光などしながらゆっくりと電車に揺られ帰路についた。



 <おわり>

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